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| 調査を通していろいろな人間模様を垣間見ることができます。 このコーナーは、調査を通して感じた事を始め、世情、社会的関心ごとなどを適宜取り上げます。ご意見・ご感想など、Eメールでドシドシお寄せください。お待ちしております。 第2回 【 合理的離婚事情とは? 】 調査とカウンセリングは切っても切り離せないものであると考え、カウンセリングの勉強を始めて20年になります。時代とともに人々の価値観も変化しますので、それに対応できるよう、今もカウンセリングの勉強を続けています。 離婚率が上昇の一途をたどっている現在、先日、私の離婚に対する価値観を覆されるような若い奥様の話を聞く機会がありました。その奥様は結婚して8年。ご夫婦の間には、6歳と間もなく生まれるという2人のお子様があり、もうすぐ4人家族になる、という方のお話です。 話は少し深刻です。ご夫婦の仲は、結婚以来なんだかんだと言い争いも絶えず、決して仲の良い夫婦とは言えない関係だったようです。10日ほど前、ご主人から突然離婚話を切り出された奥様も最初はビックリされたのですが、奥様自身もご主人とはシックリいかない点をなんとなく憂うつに考えていらっしゃったため、離婚すればモヤモヤとした気持ちが解消すると考えられ、この際とばかりに離婚を承諾されたのでした。 かくして離婚話はトントンと進んだのです。しかし、ここからがこのご夫婦のものの考え方の特徴というか、現代的な考え方を象徴しているお話となります。 まず、夫婦の所有するものは全部折半するということになりました。貯金も、車を売ってできたお金も全部2人で分けるというように、売れるものは売ってお金に換えて、全て夫婦で折半するということになったのでした。一番驚かされたのが「子どもの折半」です。生まれてくる子どもは出産予定日まで20日程あったのですが、離婚話に合意した途端、その奥様は離婚する相手の子どもが自分のお腹にいるということに耐えられなくなってしまったため、夫婦で話し合った結果、人工的に陣痛を起こして出産されたのです。その時産まれた子どもは父親が、6歳の子どもは母親が引き取るというように、2人の子どもも折半されました。 離婚に関し、ご夫婦関係の処理方法はご夫婦間で決められたことですので部外者が口を挟むことはできませんが、このお話は聞いていて何となく割り切れないものを感じたのでした。子どもと「物」を同一視する「ものの考え方」に違和感を感じたのです。
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